今後専門性が高くなっていく医療業界で、役職や認定看護師などの資格といった個人のスキルや経験が重要視されていきます。
主任や師長、認定看護師などのキャリアアップを考えてはいても、いつまでにこんなふうになりたい!と明確な期日を決めて目標をたてれていますか?
確かにそうかもしれません。
しかし、主任や師長がいなくなったときに自分が役職をもらえるような努力を行っているでしょうか?
また、どうして主任や師長になりたいのでしょうか?
もし給料を上げたいだけなら主任や師長にこだわる必要もありません。
転職するだけで給料が上がることもあるからです。
この記事ではなぜキャリアアップをしたいかの振り返りと、夢を実現させるために必要な行動や目標設定についてお話していきます。
そもそもなぜキャリアアップをしたいのか
キャリアアップをしたい理由も人それぞれだと思います。
- 給料を増やしたい
- 自分の好きな分野の専門性を高めたい
- 現場で働きたくない
- 管理やマネジメントが性に合っている
- 昇進して職場をより良い場所にしたい
- 新たなことを知ることが楽しいから知識を得たい
- ステータスとして資格がほしい
- よりよい看護を提供したい
いろんな理由があると思います。
どうなりたいかのゴールを明確にしておかないと、そこに向けた正しい努力をできないので、明確な目標設定が重要になってきます。
キャリアアップしたい人の目的は給料を上げたいか、自分自身の価値を高めたいかのどちらかになるかと思います。
給料を増やしたい場合、役職にこだわらなくとも他のキャリアもある
もし、収入を増やしたくて役職を目指しても、その役職を得ることができるのがいつになるかわかりません。
前任者がやめたりでもしないとそのポジションは基本的に空きません。
仮に主任や師長になったとして、給料はどのくらい上がるのでしょうか?
看護師の役職手当の相場として
- 主任 15,000円~30,000円程度
- 師長 40,000円~50,000円程度
年間にすると、主任は180,000円~360,000円ほど、師長で480,000円~600,000円ほどとなります。
一般の企業に比べ、医療業界は役職が少ないため、役職を得ることができる人も少なくなります。
看護主任になるために臨床経験を10数年経験し、そこから数年か10数年かけて看護師長となります。
私の場合、年収400万ほどでしたが、転職することによって年収600万となりました。
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いつなれるかわからない役職を待つよりも、転職をしてしまったほうが短期間で現実的に給料を増やすことも可能です。
役職手当を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、役職がついた時の未来の自分の給料もこうしてみるとなんとなくイメージがつきますね。
自分の好きな分野の専門性を高めたい!看護師のプラスとなる資格
専門性を高める上である一定の水準を担保するために様々な資格があります。
- 認定看護師
- 認定看護管理者
- 診療看護師
- 専門看護師
- BLS、ACLS、PALS
- 心電図検定
- ケアマネジャー
- 臨床心理士
- 保育士
- 助産師
- 保健師
- 消化器内視鏡技師
他にも様々な資格があります。
こうした資格をとることで、普段の業務をよりよいものにできますし、自信にも繋がります。
また、転職活動の武器としても使えることができます。
このような+αの資格取得を応援してくれる職場は探せばたくさんあります。
今の職場で資格取得を応援してくれるか確認して、それでも厳しそうであれば求人を探すでもいいでしょう。
いつまでにどのようになっていたいか具体的な目標を立てる
まず長期の目標を期限を決めて決めます。
そこから1年以内にやらなければいけないこと、1ヶ月ごとに達成しないといけないことと大きな目標に近づくために普段やるべきことを割り算して書き出していくことが重要です。
給料を上げたい場合
35歳までに年収600万になりたい!
この場合、主任や師長になるまで待っていては35歳という期限に間に合えませんね。
そしたら、給料が上がるところに転職をすることが現実的になります。
転職しただけで年収600万を超える場合もあります。
都市部じゃないから年収600万超えの求人がない!望むところがない!という場合もありますよね。
そんな時は副業や投資を勉強するという手段もあります。
本業が残業や業務負担が少ないところに転職をして、空いた時間や体力を副業にあてるというものです。
年収600万の人の毎月の手取りは30万ほど(ボーナス抜き)となります。
手取りが25万の場合、副業で手取り5万分を稼いで手取り30万とする方法もあります。
自分のペースで融通をきかせて副業をやりたい場合、パソコンでできたり、自宅でできる作業を考えるということもできます。
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専門性の高い資格を取得したい場合
認定看護師や専門看護師などの専門性の高い資格を取得したい場合、資格取得するために必要な条件を知っておく必要があります。
認定看護師の場合、看護師資格を保有して5年の実務経験と、学びたい分野で3年以上の実務経験がないと、認定看護師教育機関に入ることができません。
教育機関に入ってからは6ヶ月・615時間以上の授業を受講する必要があります。
最短で認定看護師を取得しようとしても、30歳手前になります。
資格をとりたいと考えてから時間がかかるものあるので、いち早く行動に移すことが重要となります。
認定看護師 | 看護職の皆さまへ | 公益社団法人日本看護協会
主任や師長を目指したい場合
主任になるためには特に必要な資格はありません。
看護師として10年以上働き、能力を認められた人が上司から選ばれます。
そこから数年以上働いて評価されれば師長も見えてきます。
師長を目指すなら、看護管理者のクリニカルラダーの研修を受けて管理者としての知識を増やす必要があります。
目標から今やらなければならないことを逆算する
認定看護師を取りたい場合で、今いる職場と違う分野を学びたい場合、すぐ異動しても3年は実務経験を積まなければなりません。。
今いる分野でキャリアアップを目指す場合も、動きやすい環境を作るために師長などに早めに相談しておく必要があります。
何歳までに(期日を決めて)どうなりたいか長期目標を立てることから始めましょう。
そこから中期、短期の目標を決めて行動に移していきましょう。
ゴールがないままでは努力の仕方もわかりませんし、努力の方向を間違えるかもしれません。
キャリアアップできるかはいかに情報を知っているか
ただ漠然とキャリアアップをしたいと思っていても、思うようには行きません。
新たな資格が欲しい場合、今いる職場がサポートをしてくれるか、サポートを十分してくれる場所に転職するか。
また、資格自体の存在を知らないことには目指すこともできません。
資格の存在、資格取得に何が必要か、サポートを受けれる環境か、他の職場はどのような支援体制をしているか、これらの情報を知らなければキャリアアップは難しいでしょう。
まずは知ること、情報収集から始めましょう。
転職も目標達成ためのプロセスの一つでしかありません。
理想のキャリアに近づくために自分から積極的に行動していきましょう!
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