転職によってキャリア形成の促進や、待遇の改善、給与UPを望めるので、転職する気がなくとも他の職場の情報も仕入れておくべきです。
転職をスムーズに進めるためには面接の事前準備が重要になってくるので、面接の注意事項と準備のポイントについて紹介していきます。
面接前の準備で重要なポイント
- ・募集要項や病院の特徴を頭に入れておく
- ・自分の希望条件がなにで、どこに惹かれたか
- ・志望動機の明確化(認定看護師などに向けて自己研鑽のためや、その病院で力を入れている分野で研鑽を積みたいなど)
- ・よく聞かれる質問への対応準備
- ・服装、持ち物、身だしなみの再確認
上記3つが明確にできていると、なぜその病院で働きたいかをはっきり伝えることができます。
志望動機は履歴書に書いてあるので、あえて聞かない場合もありますが、もし聞かれた場合に企業の調査ができているかどうかで印象が大きく変わってきます。
・高度で専門的な治療をメインとしている
・透析や、糖尿病に力を入れている
・地域に寄り添った病院であることを掲げている
・入院から退院まで一貫した看護を理念として掲げている
・認定看護師を希望する人への支援を充実させている
など病院のホームページを見ればすぐ出てきます。
理念を知るだけなら10分もかかりませんし、特徴を大まかに知るだけであれば1時間もかからないので、調べておきましょう。
よく聞かれる質問
- ・自己紹介(自己PR)
- ・退職理由
- ・キャリアプラン
- ・ストレスへの対処方法
などがあります。
自己紹介(自己PR)
自己PRでは自身の長所短所どちらも伝えましょう。
短所を伝える時は短所だけ言って終わると良い印象を残せません。
その短所をどのようにカバーしているか、どのように改善しようとしているか、実際に努力していることがあればそれも一緒に伝えるといいでしょう。
自己理解ができており、その上でその短所を改善しようと努力をしていることを伝えることができればいい印象を残せるでしょう。
自分の長所がわからないという人は短所から考えるということもできます。
長所と短所は表裏一体です。
- 仕事に時間がかかる↔一人ひとりの患者と丁寧に向き合っている
- マルチタスクが苦手↔一つのことに集中できる
など、自分の短所だと思っていたところも十分長所になり得るのです。
長所短所を振り返ることで、より自分にあった職場探しをすることができます。
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退職理由
キャリア形成のため、年収を上げるため、人間関係に疲れて、今の部署が合わないと感じて
いろんな退職理由があると思います。
前向きな退職理由であればそのまま伝えても大丈夫ですが、後ろ向きな理由で退職した場合、それを正直に面接時に話してもいい印象は残りません。
仮にその病院がとんでもないブラックで明らかなハラスメントや労働基準法違反があったとしても面接時に伝えるのはやめておいたほうがいいでしょう。
面接官からすると、うちに入社してからもSNSや愚痴を周りに言ってしまうんじゃないかと思われてしまいます。
面接時にそのような前の職場の悪口を言う人は、入社してからもスタッフ同士で揉めるのではないかとも思われてしまいます。
なので、前向きな理由に変換して伝えたほうがいいでしょう。
職場がブラックで、急性期を辞めて慢性期の病院を考えている場合も
あくまでも、次の職場で前向きに働きたいという姿勢でいましょう。
明確なキャリアプランがあれば、それをそのまま聞かれた時に答えれば大丈夫です。
明確なキャリアプランがなければ
など。
できるだけ具体的なプランがあったほうが、その病院で働きたい!という熱意を伝えやすいので、できる限り具体的にキャリアプランを決めておきましょう。
ストレスへの対処方法
看護師は肉体的にも精神的にもストレスの多い仕事ですので、こちらも結構聞かれます。
ストレスへのケアが上手くできないと、離職や転職につながってしまいます。
長く職場で働いてもらえる人を雇いたいので、ストレスへの対処が得意な人を雇いたいと企業は思います。
没頭する趣味であったり、スポーツで体を動かしたりなど、職場以外でコミュニティがある人はストレスへの対処もうまくできる人が多いので、職場以外でコミュニティがあるといいでしょう。
職場以外のコミュニティに参加しているということは、その分活動的な人であったり、コミュニケーションが苦手ではないという印象を与えることができるので、そこからもいい印象を与えることができます。
面接時の注意事項
- 第一印象を良くする
- コミュニケーションのポイント
- ネガティブ発言をさける
- 他社を受けているか聞かれたら
- 逆質問は無理して聞かず必要であればやる
第一印象を良くする
終始笑顔を意識し、挨拶や礼儀作法が問題ないよう事前に練習しておきましょう。
礼儀作法をすべて完璧にこなさなければならないわけではありませんが、小さなことの積み重ねで印象が変わっていきます。
オンラインでの面接も増えているので、対面とは勝手が違いますが、身だしなみを整え姿勢を正して、相手の目を見てはっきり受け答えをするよう意識します。
コミュニケーションのポイント
相手の質問に簡潔に誠実に回答することを意識しましょう。
まず結論から話し、その後に具体例を交えることを意識して話しましょう。
結論を最後に持ってきてしまうと、自分が話していることが迷子になり結論がブレることがあります。
最初に結論を持ってきて、簡潔にまとめることを意識しましょう。
具体例を交えることで、その人の人となりを面接官が知ることができます。
今後一緒に働くかもしれない人の性格や雰囲気は採用する側も知っておきたいものです。
今いる職員と揉めないか、協調性はあるか、仕事をきっちりやってくれそうか、そういった面を見られます。
ネガティブ発言を避ける
どんなに前の職場が悪くても、前の職場を悪く言うことはやめましょう。
初対面で面接官という立場にさえネガティブ発言をするということは、入職後一緒に働くスタッフのことをどんなふうに周りに話すか、今の時代SNSに晒されてしまうのではないかとすら面接官も考えます。
転職先の職員の人数が少なければ少ないほど、今ある職場の環境に問題なく馴染むことができそうかを見られるので、ネガティブ発言や前の職場を悪く言うことは避けましょう。
他社を受けているか聞かれたら
転職活動をする際は同時にいくつかの企業を受けることもあると思います。
他社を受けていないと嘘をつき、内定をもらった会社を他の会社に内定をもらったから辞退するというのは不誠実です。
他社も検討している場合は正直に答えましょう。
もし第一志望でない企業からうちが第一志望かどうか聞かれたら、第一志望と伝えておきましょう。
逆質問は無理して聞かず必要であればやる
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。
ここで逆質問を強く進めている人もいますが、下手なことを聞くくらいであればやらないほうがいいでしょう。
上手く質問を利用できれば、職場の内情を働く前から知ることもでき、意欲的にうちで働こうとしているという印象を与えることをできます。
しかし、質問の内容によってはかえって悪い印象を与えかねません。
- 休み希望はどの程度可能か
- 有給消化率はどの程度か
- 育休産休制度はどのようになっているか、また利用している人はどの程度いるか
- 職場でスタッフ同士での飲み会は頻繁にあるのか
など、こちらとしては知りたい情報ではあります。
しかし、あまり聞きすぎると、入社してからもいろいろと文句を言ったり難癖をつけてきたりするのではないかと思われかねません。
気になる情報を逆質問する場合もほどほどにし、その質問によって相手にどんな印象を与えかねないか考えたうえで質問しましょう。
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転職エージェントの活用
自分ひとりで上手くやれる気がしない!という場合は転職エージェントを利用してみましょう。
どんな職場を希望するかヒアリングしてくれて、転職先や面接対策についてもアドバイスを受けることができます。
転職の専門家に話を聞くことで自分にはない知識や情報を得ることができ、転職も成功しやすくなります。
まとめ
自分の人となりをしっかり伝えることができる最初の場が面接です。
第一印象が重要になってくるので、事前に情報収集を行い、面接での礼儀作法や言葉遣いを見直しておきましょう。
新たな環境を目指して行動できることは素晴らしいことです。
スキルアップ、キャリアアップのためであったり、ライフスタイルの変化であったり、転職する理由は様々ですが、あなたがより良い環境で働けることを願っています!
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